MTA-FeX2丸棒
ベリリウム銅代替・高熱伝導・高強度・窒化対応

ベリリウム銅代替に。高熱伝導×高強度の「MTA-FeX2丸棒」

MTA-FeX2丸棒とは

MTA-FeX2丸棒は、Fe-Cu系の高機能金型材料です。

高い熱伝導性と優れた機械的強度を両立しており、金型インサート、コアピン、エジェクタピン、小型精密部品、治具、生産設備部品など、熱が集中する部位や繰り返し荷重がかかる用途に適しています。

精密鋳造後にスウェージング加工を行うことで鍛造効果を付与し、内部組織の緻密化・均一化を図っています。

その結果、高い耐力・引張強さに加え、伸びや絞りといった延性も確保した丸棒材となっています。

ベリリウム銅の代替材料をご検討のお客様にとって、MTA-FeX2丸棒は、コスト、調達性、表面硬度の向上という面から有力な選択肢となります。

ベリリウム銅代替材としての特長

MTA-FeX2丸棒は、ベリリウム銅と比較してコストを抑えやすく、調達しやすい材料です。

さらに、窒化処理を施すことで、表面硬度をHRC 60以上まで向上させることが可能です。

そのため、

・ベリリウム銅よりコストを抑えやすい
・入手しやすく、調達しやすい
・窒化処理によって表面硬度を高められる

という、「低コスト・調達しやすい・窒化処理で硬度向上」の一石三鳥のメリットを持つ金型用丸棒材としてご提案しています。

MTA-FeX2丸棒の機械的特性

代表試験値は以下のとおりです。

0.2%耐力:951 N/mm²
引張強さ:994 N/mm²
伸び:14%
絞り:30%
硬度:HV 260~290
窒化処理後硬度:HRC 60以上
熱伝導率:70~80 W/(m・K)

※上記数値は代表試験値であり、保証値ではありません。

高熱伝導と高強度を両立

MTA-FeX2丸棒の熱伝導率は、70~80 W/(m・K)です。

一般的な金型鋼と比較して高い熱伝導性を持ち、金型内部やコアピン周辺に集中する熱を効率的に逃がすことで、冷却効率の改善、サイクルタイムの短縮、熱集中部の温度低減などが期待できます。

同時に、0.2%耐力951 N/mm²、引張強さ994 N/mm²という高い機械的特性を備えているため、熱伝導性だけでなく、強度や耐久性が求められる用途にも対応します。

精密鋳造とスウェージング加工

MTA-FeX2丸棒は、精密鋳造後にスウェージング加工を施しています。

スウェージング加工による鍛造効果によって、内部組織の緻密化・均一化を図り、鋳造材に発生しやすい気孔、引け巣、偏析などの低減を目指しています。

この製造工程により、安定した機械的特性、高い強度、優れた延性を実現しています。

対応サイズ

MTA-FeX2丸棒は、以下のサイズに対応しています。

径
φ30 mm
φ24.5 mm
φ20 mm
φ14.9 mm

※φ35.7 mmは11月以降対応予定です。

径公差
+0.1~+0.2 mm

長さ
50~250 mm

切断、ミーリング、研削、タップ加工、ボーリング、リーマ加工、ガンドリル加工など、各種機械加工にも対応しやすい材料です。

主な用途

MTA-FeX2丸棒は、以下のような用途に適しています。

・金型インサート
・コアピン
・エジェクタピン
・熱集中部の冷却部品
・小型精密部品
・金型部品
・治具
・生産設備部品
・高熱伝導性が求められる機械部品

特に、金型の冷却効率改善、熱集中部対策、サイクルタイムの短縮、部品寿命の向上を目的とした用途に適しています。

ベリリウム銅代替をご検討の方へ

ベリリウム銅は高い熱伝導性を持つ一方で、価格や調達性などが課題となる場合があります。

MTA-FeX2丸棒は、高熱伝導、高強度、高延性、窒化処理対応という特長を備えており、ベリリウム銅の代替候補として、幅広い金型・機械部品用途でご検討いただけます。

MTA-FeX2丸棒のサイズ、価格、加工可否、試作については、MTA合金株式会社までお気軽にお問い合わせください。

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